CUB ONLY LIFE(カブ オンリーライフ)

ホンダが誇る世界的な名車カブ情報満載の【CUB ONLY 】の公式ブログ。世界で一番売れているバイクだけあって、その情報量は膨大。カスタムネタやパーツ情報を中心に、カブファン必見の様々な情報をアップしていきます。

純正+αの4速クロス化 大作戦 その4

純正+αの4速クロス化 大作戦 その1はこちらから
純正+αの4速クロス化 大作戦 その2はこちらから
純正+αの4速クロス化 大作戦 その3はこちらから

キャブ車のスーパーカブ。ノーマルの3速のままだと、停まっては発進するの繰り返しが多いビジネスシーンでは最適だけど、街乗りするにはちょっとギクシャク。それを乗りやす〜くできるクロスミッション化をお届けします! 教えてくれるのは愛知県のカブ専門店 M&F Cuby さんです!

純正+αの4速クロス化 大作戦 その4
M&F Cuby
・所在地:愛知県豊橋市西幸町浜池56-1
(マップやナビ等で検索されない場合は、浜地57で検索)
・営業時間:11:00~19:00
・定休日:月曜日、第一日曜日・レース等イベント日
・TEL:0532-26-8006
・オンラインショップ:https://cuby.ocnk.net

****************************************************************
!作業の続きスタート!
****************************************************************
4速クロス化のミソはこちら!
純正+αの4速クロス化 大作戦 その4
純正ミッションを流用したクロス化はモンキー界では割りとよくある手法ですが、ロータリードラムを使って、それをカブでやるというのがミソだとはカビィさん談。6Vモンキーのメインシャフト側3・4速とモンキーRのメインシャフト側3・4速を入れ替え、6Vモンキーのカウンターシャフト側3・4速とモンキーRのカウンターシャフト側3・4速を入れ替えることでクロスとなります。

純正+αの4速クロス化 大作戦 その4
6VにはAタイプキックスピンドルが採用されていますが、構造上破損しやすいのです。そこで12Vに採用されている丈夫なBタイプに変更します。その際に必要なのが下の24丁キックギアとなります。写真右がAタイプ、左がBタイプ

純正+αの4速クロス化 大作戦 その4
24丁キックギア Bタイプ ¥6,000+税 (問:M&F Cuby)
Bタイプのスピンドルを使用する際に1速のギア比が大きく変わるため、純正の21丁クックギアは使えなくなります。そこでこのカビィオリジナルの24丁ギアを使います!

-------------------------------------------

純正+αの4速クロス化 大作戦 その4純正+αの4速クロス化 大作戦 その4
中古をベースにする場合、シフトフォークガイドピンは原則新品にしよう。左が新品で右が中古。段差ができていますが、これは削れている証拠なんです




純正+αの4速クロス化 大作戦 その4
さて、モンキーRの3・4速ミッションを組み込んだら、Assyにして左側のクランクケースにはめ込み、オイルをまんべんなく塗布します

純正+αの4速クロス化 大作戦 その4
24丁キックギアを組み込んだ、Bタイプキックスタータースピンドルをケースに挿し込みます

純正+αの4速クロス化 大作戦 その4
必ず新品のガスケットを用意してください。ガスケットを装着し、写真内◯で囲んだ2ヶ所にノックピンを装着します。そして一旦置いておき次の作業にいきましょう

純正+αの4速クロス化 大作戦 その4
右クランクケースの作業に入ります。まずオイルポンプを外します。こちらはプラスネジになっているので、ナメないように注意してください。オイルポンプのガスケットもきれいに剥がしましょう

純正+αの4速クロス化 大作戦 その4
シフトドラムストッパーはダックスのものを流用します。ノーマル(上)と比較すると大きいのがわかりますね

純正+αの4速クロス化 大作戦 その4
左手に持っているのがノーマルのシフトドラムですが、そのギアシフトカムプレートとケースに組まれているダックスのものを比較すると形状が全然違いますね

純正+αの4速クロス化 大作戦 その4
カビィさんでは、バネレートが高い新品のカブ90用のストッパースプリングを推奨しています。ギア抜けしにくくする効果があるのです

純正+αの4速クロス化 大作戦 その4
ダックスのシフトドラムストッパーは、ケースと干渉してしまう。そこでケースを削る準備をします。シフトドラムストッパーをあてがい、当たる部分をマジックでマークします

純正+αの4速クロス化 大作戦 その4
リューターを使ってライン通りに削っていきます。ケースを削るのはなかなかに勇気がいる作業なので、不安な人はプロにお願いしよう

純正+αの4速クロス化 大作戦 その4

純正+αの4速クロス化 大作戦 その4
削り加工が完成! ものの5分くらいで削り加工が終了しました。写真のようにシフトドラムストッパーがピッタリと収まります

純正+αの4速クロス化 大作戦 その4
バーナーでケースをあぶることで、特殊工具がなくても強カラー(¥10,000〜+税)を挿入することができます

純正+αの4速クロス化 大作戦 その4
ちなみに強カラーは、カブ系クランクケースにモンキー系ミッションを組む目的のパーツです。カビィさんで販売しています

純正+αの4速クロス化 大作戦 その4
もしくはこのようなベアリングインストーラーという特殊工具があれば、作業もスムーズにはかどります

純正+αの4速クロス化 大作戦 その4
カブ50にはないですが90にはあるオイルポンプスピンドルのカラー。落とさないように気をつけましょう

純正+αの4速クロス化 大作戦 その4
装着し忘れたパーツがないかを確認したら、きちんと洗浄したクランクケースを合わせていきます

純正+αの4速クロス化 大作戦 その4
リターンスプリングをケースの溝に合わせて、キックスタータースピンドルを組み込みます

純正+αの4速クロス化 大作戦 その4
写真のように、キックスプリングリテーナーのでっぱりとケースのへこみ(きりかき)を引っ掛けて、サークリップで固定します

純正+αの4速クロス化 大作戦 その4
シフトアームの小さなスプリングは折れると致命的(意外と折れた人は多いそう)なので、できるだけ新品に交換しましょう

純正+αの4速クロス化 大作戦 その4
ちなみにノーマルのシフトアーム(写真下)は使えないので、遠心4速のシフトアーム(写真上)に交換します

純正+αの4速クロス化 大作戦 その4
クランクケース取り付けボルト7本を組み付けます。ちなみに場所によってボルトの長さが異なるので、自信がない人は外すときにメモしておきましょう

純正+αの4速クロス化 大作戦 その4
ギアシフトスピンドルをはめ込みます。シフトアームを押し下げ、クランクケースとカムプレートの隙間に組み付けます

純正+αの4速クロス化 大作戦 その4
この時点で、シフトドラムをガチャガチャとまわして、1〜4速にきちんとギアが入るかを確かめておきましょう

純正+αの4速クロス化 大作戦 その4
テスターをつないで、ニュートラルランプのスイッチがきちんと通電しているかどうかを確認しています





****************************************************************
今日はここまで…
****************************************************************

同じカテゴリー(カブいじり)の記事

 
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。


ログインカテゴリ一覧