純正+αの4速クロス化 大作戦 その3
純正+αの4速クロス化 大作戦 その1はこちらから
純正+αの4速クロス化 大作戦 その2はこちらから
キャブ車のスーパーカブ。ノーマルの3速のままだと、停まっては発進するの繰り返しが多いビジネスシーンでは最適だけど、街乗りするにはちょっとギクシャク。それを乗りやす〜くできるクロスミッション化をお届けします! 教えてくれるのは愛知県のカブ専門店 M&F Cuby さんです!

M&F Cuby
・所在地:愛知県豊橋市西幸町浜池56-1
(マップやナビ等で検索されない場合は、浜地57で検索)
・営業時間:11:00~19:00
・定休日:月曜日、第一日曜日・レース等イベント日
・TEL:0532-26-8006
・オンラインショップ:https://cuby.ocnk.net
****************************************************************
!作業の続きスタート!
****************************************************************

一旦腰上の作業に戻ります。ヘッドサイドカバーボルトをゆるめ、左右のヘッドサイドカバーを外します

フライホイールのTマークをケースの切り欠きに、カムスプロケットの◯マークをヘッドの切り欠きに合わせて上死点を出します。その状態でカムスプロケットを外します

シリンダーヘッド取り付けボルトと、シリンダー取り付けボルトを両方とも外しておきます

ヘッドカバーのナット4本を外してから、ゆっくりとシリンダーヘッドを外していきます。これがまた思っているよりスッと抜けないんですよねぇ

ノックピンがシリンダーヘッド側に付いてくる場合もあるので注意してください。またクランクケース側のノックピンとは長さが違うので間違えないようにしてください

カムチェーンガイドローラーピンを外しますが、ここにはシーリングワッシャーが残ることがあるので気をつけましょう

カムチェーンガイドローラーを保持しながら、シリンダーを抜き取ります。固着している場合は角をプラスチックハンマーで軽く叩くと良いです。でもトントントンと軽く叩いてください

ちょっと焼けたような色になったピストンがお目見えしました。とりあえずはこのままの状態で、腰下の作業にもどりますよ

シフトドラムボルトをフタしているラバーキャップを外します。外す時は細いマイナスドライバーなどで軽くこじれば取れます

クランクケースの7本のボルトを外します。この時、7本を対角線上に少しずつ緩めながら外すと、各パーツにゆがみが生じにくいです

さてエンジン右側にまわります。ギアシフトカムプレートを外すため、センターのボルトを取り外します

ボルトを緩めてストッパーアームとリターンスプリングを外し、ギアシフトスピンドルを抜き取ります

いよいよケースの分解です。ガスケットがこびりついてケースが外れない場合も多いですが、その時はプラスチックハンマーを使用します

ちなみにケースが固着していて外れない場合は、強く叩いたり金づちを使うのはNG。気長に優しくコンコンと叩けば外れてくれます。またはボルトゆるみ剤などのケミカルに頼るのも良いですね

キックスタータースピンドルのスラストワッシャーは本来このようについていますが、ケース側についてしまっている場合もあります。再使用するのでなくさないように保管します

外したボルト類は、写真のようなケースに入れて、クラッチ側とケースセンター側で分けておくのが鉄則です

引き続きバラし作業は続きます。キックスタータースピンドルはそのまま抜き取ることができます

トランスミッションはメインシャフト、カウンターシャフト、シフトドラムをAssyでケースから取り出します

ガスケットはスクレーパーやオイルストーンを駆使してきれいに剥がします。残っているとエンジンが組み上がったあとに、オイルにじみの原因になることもあるので注意しよう

スライディングハンマー付ベアリングプーラーという特殊工具を使用して、圧入されているカウンターシャフトのボールベアリングを抜き取ります

バラし作業はここで終了。ミッション交換はここまでケースを割るのでかなり大変な作業ですね!

各パーツ、再使用するものは清掃しておきます。シリンダーヘッドはカーボンがたまって真っ黒だったので、泡で出るクリーナーで除去しておくことに
****************************************************************
今日はここまで…
****************************************************************
純正+αの4速クロス化 大作戦 その2はこちらから
キャブ車のスーパーカブ。ノーマルの3速のままだと、停まっては発進するの繰り返しが多いビジネスシーンでは最適だけど、街乗りするにはちょっとギクシャク。それを乗りやす〜くできるクロスミッション化をお届けします! 教えてくれるのは愛知県のカブ専門店 M&F Cuby さんです!
M&F Cuby
・所在地:愛知県豊橋市西幸町浜池56-1
(マップやナビ等で検索されない場合は、浜地57で検索)
・営業時間:11:00~19:00
・定休日:月曜日、第一日曜日・レース等イベント日
・TEL:0532-26-8006
・オンラインショップ:https://cuby.ocnk.net
****************************************************************
!作業の続きスタート!
****************************************************************
一旦腰上の作業に戻ります。ヘッドサイドカバーボルトをゆるめ、左右のヘッドサイドカバーを外します
フライホイールのTマークをケースの切り欠きに、カムスプロケットの◯マークをヘッドの切り欠きに合わせて上死点を出します。その状態でカムスプロケットを外します
シリンダーヘッド取り付けボルトと、シリンダー取り付けボルトを両方とも外しておきます
ヘッドカバーのナット4本を外してから、ゆっくりとシリンダーヘッドを外していきます。これがまた思っているよりスッと抜けないんですよねぇ
ノックピンがシリンダーヘッド側に付いてくる場合もあるので注意してください。またクランクケース側のノックピンとは長さが違うので間違えないようにしてください
カムチェーンガイドローラーピンを外しますが、ここにはシーリングワッシャーが残ることがあるので気をつけましょう
カムチェーンガイドローラーを保持しながら、シリンダーを抜き取ります。固着している場合は角をプラスチックハンマーで軽く叩くと良いです。でもトントントンと軽く叩いてください
ちょっと焼けたような色になったピストンがお目見えしました。とりあえずはこのままの状態で、腰下の作業にもどりますよ
シフトドラムボルトをフタしているラバーキャップを外します。外す時は細いマイナスドライバーなどで軽くこじれば取れます
クランクケースの7本のボルトを外します。この時、7本を対角線上に少しずつ緩めながら外すと、各パーツにゆがみが生じにくいです
さてエンジン右側にまわります。ギアシフトカムプレートを外すため、センターのボルトを取り外します
ボルトを緩めてストッパーアームとリターンスプリングを外し、ギアシフトスピンドルを抜き取ります
いよいよケースの分解です。ガスケットがこびりついてケースが外れない場合も多いですが、その時はプラスチックハンマーを使用します
ちなみにケースが固着していて外れない場合は、強く叩いたり金づちを使うのはNG。気長に優しくコンコンと叩けば外れてくれます。またはボルトゆるみ剤などのケミカルに頼るのも良いですね
キックスタータースピンドルのスラストワッシャーは本来このようについていますが、ケース側についてしまっている場合もあります。再使用するのでなくさないように保管します
外したボルト類は、写真のようなケースに入れて、クラッチ側とケースセンター側で分けておくのが鉄則です
引き続きバラし作業は続きます。キックスタータースピンドルはそのまま抜き取ることができます
トランスミッションはメインシャフト、カウンターシャフト、シフトドラムをAssyでケースから取り出します
ガスケットはスクレーパーやオイルストーンを駆使してきれいに剥がします。残っているとエンジンが組み上がったあとに、オイルにじみの原因になることもあるので注意しよう
スライディングハンマー付ベアリングプーラーという特殊工具を使用して、圧入されているカウンターシャフトのボールベアリングを抜き取ります
バラし作業はここで終了。ミッション交換はここまでケースを割るのでかなり大変な作業ですね!
各パーツ、再使用するものは清掃しておきます。シリンダーヘッドはカーボンがたまって真っ黒だったので、泡で出るクリーナーで除去しておくことに
****************************************************************
今日はここまで…
****************************************************************
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。